当院では、検査前に少量の静脈麻酔薬を投与します。
患者さんの状況に応じて投与量を決めますので、安全で切れの良い(醒めの良い)全身麻酔となります。
眠った状態、またはボーっとしている状態になったところで検査を始めます。
検査の流れですが、まず、直腸から盲腸までスコープを挿入します。盲腸に達した後、引き抜きながら大腸の中を観察します。検査時間は、直腸から盲腸までの挿入にかかる時間が2分30秒前後、観察にかかる時間が7分前後で、合わせて10分弱です。
検査終了後はベッドで約1-2時間程度安静にして頂きます。
休んで頂いた後は内視鏡の写真をお見せしながら、検査の説明を聞いていただき、 その日にお帰り頂くことができます。
大腸内視鏡検査をご希望の方はお気軽にお電話または直接お越し下さい。
スコープ
LASEREO 下部消化管用 光学拡大スコープ EC-L600ZP を使用してます。
CAD EYEを導入しています。
CAD EYEとは
AI技術を活用して病変のリアルタイム検出・鑑別を支援するシステムで、
病変検出支援機能(病変を見つける機能)と疾患鑑別支援機能(腫瘍性もしくは非腫瘍性の鑑別をする機能)が備わっており、検査のサポートをし精度をあげてくれます。
病変検出支援機能(上) 疾患鑑別支援機能(下)
危険因子: 赤身肉・加工肉を好む、飲酒、喫煙、肥満、内臓脂肪などがあります。
大腸癌の家族歴のある方。
予防因子: 食物繊維、野菜、果物、カルシウムを摂る、牛乳を飲むなどがあります。
当院では内視鏡手術は月、火、木、金で行います。
ポリープというと良性、悪性と聞く方が多いと思います。
そこで、ここではポリープの原因と予防についてお伝えできればと思います。
大腸ポリープについて
大腸ポリープがあると指摘されたら治療をおすすめします。
大腸ポリープは、大部分が腺腫という良性腫瘍ですが、一部に癌があります。
癌は当然治療が必要ですが、腺腫も放置しておくと癌になるものがあるため、治療が必要になります。
大腸ポリープは、多くの場合は自覚症状がなく、ファイバースコープにより発見されるケースが多いです。
大腸ポリープの発見で驚かれる方も多いですが、もし万が一癌であった場合でも、 早期発見の癌である可能性が高く、内視鏡手術により短時間で切除することも可能です。
大腸ポリープの予防について
大腸ポリープを予防する方法はあきらかになっていないませんが、上記の大腸癌の危険因子をさけ、
予防因子に取り組むことが予防につながってきます。
まずは、食生活を見直しましょう。